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広島新庄・秋山 花田と競い合った3年間-最後は抱き合い涙

 スタンドへのあいさつ後も顔を上げられなかった広島新庄・秋山
 涙をぬぐう広島新庄・花田(左)と秋山
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 「全国高校野球選手権・1回戦、横浜3-2広島新庄」(11日、甲子園球場)

 広島新庄は横浜(神奈川)に逆転サヨナラ負けを喫し、春夏通じて初めて初戦で敗退した。新チーム結成時から県内無敗を誇る広島王者は八回まで強力打線を無得点に抑え込んだが、痛恨の逆転サヨナラ3ランに沈んだ。就任2年目の宇多村聡監督(34)の甲子園夏初勝利は来年にお預けとなった。

 九回2死一、三塁。打球が左翼席に着弾すると秋山は膝に手をついてうなだれた。「最後に自分が打たれてしまって申し訳ない。自信のある真っすぐを投げたが、レフトが見送ったのを見て、ホームランだと分かって悔しかった」と号泣した。

 同級生の花田と競い合った3年間だった。「花田がいるおかげで自分も成長できた」。昨夏の甲子園交流試合では先に聖地で登板した。選抜はエースの座を花田に譲ったが、中継ぎでチームを支えた。夏の県大会は状態が上がらず、登板機会はわずか。それでも「花ちゃん!」とベンチから仲間を鼓舞した。

 中学時代はU-15日本代表に選出された左腕。プロ野球選手を多く輩出し、「左腕王国」と評される広島新庄で頂点に立つために福岡から入部を決めた。

 試合後は抱き合い、「本当にごめんと謝った。花田はよく投げたと励ましてくれた」と涙を浮かべた。今後は大学に進学する予定。「そこからプロを目指せれば」。親友と駆け抜けた最後の夏は一生の思い出となった。

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