日本ハム激震 中田が出場停止、同僚に暴力行為 試合中に球場から“追放”

 日本ハムは11日、中田翔内野手(32)が4日のエキシビションマッチ・DeNA戦の試合前、同僚選手1人に対し、統一選手契約書第17条(模範行為)に違反する暴力行為を働いたとして、出場停止処分を科したと発表した。東京五輪で侍ジャパンが金メダルを獲得し、13日から後半戦が再開されるというタイミングに激震が走った。

 球団によると、中田は今月4日、函館で行われたエキシビションマッチ・DeNA戦の試合前、同僚選手1人に対して暴力行為を働いたことが判明。試合中に球場からの退場と自宅謹慎を命じると共に、事件の詳細について調査を開始した。

 球団は11日までに中田本人、暴力行為を受けた選手、事情を知る選手、スタッフへの調査を進め、被害選手が今回の件を大事にしたくないと申し出たこと、中田も深く反省しているという諸事情はあるにせよ、中田の行為は統一契約書第17条に違反し、野球協約第60条(1)の規定に該当するものと認定したため、中田に対して当面の間、1、2軍全ての試合の出場停止処分を通達した。

 札幌市内の球団事務所で取材に応じた川村球団社長は処分期間について「ことの重要性を鑑みて具体的な期日は申し上げられないし、決まっていない」と述べ「(中田選手が)全面的に自分が悪いと認め、被害を受けた選手にも当日謝罪をしているが、それで許される話ではない」と説明した。

 中田は7月30日に第4子となる次男が誕生。「まずはじめに、元気な子供を産んでくれた妻に感謝の気持ちでいっぱいです。家族のためにも、これまで以上に一生懸命野球に取り組み、活躍している姿を見せたいと思います」とコメントしていた。

 プロ14年目の今季は、ここまで39試合の出場で打率・193、4本塁打、13打点。2軍降格を味わうなど、不振のシーズンを送っている。

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