ダルビッシュの恩師、若生正広さん死去 元東北高監督 70歳 肝臓がんで
2003年夏の甲子園大会で東北高監督としてダルビッシュ有投手を擁して準優勝した若生正広元監督が27日午前6時18分、肝臓がんのため宮城県仙台市内の病院で亡くなった。70歳だった。
若生氏は仙台市出身。東北高3年夏に投手として甲子園に出場。法大から社会人野球を経て、87年に埼玉栄高の監督に就任。93年に母校の東北高監督となり甲子園には春5回、夏2回の出場を果たした。
05年には福岡の九州国際大付高の監督に転身。春1度、夏3度の甲子園出場に導き、11年選抜では03年に続き自身2度目の準優勝を果たした。15年に埼玉栄高の監督に復帰し、19年に勇退した。
教え子には東北高時代は元西武の嶋重宣やヤクルト・雄平、九州国際大付高では広島・三好匠、DeNA・高城俊人、日本ハムの清水優心らがいる。実兄は阪神、広島などで投手として活躍した智男氏。