侍ジャパン・稲葉監督 逆転負けでも収穫の一敗 青柳&千賀2失点も信頼揺るがず

 「侍ジャパン3-5楽天」(24日、楽天生命パーク宮城)

 東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」は24日、楽天生命パーク宮城で楽天との強化試合に臨み、初回に3点を先制しながら逆転負けを喫した。稲葉篤紀監督(48)は敗戦にも投手陣や守備面で課題が出たことを前向きに捉え、25日の強化試合・巨人戦を含め、残り時間で五輪本番へ向けて修正を重ねていくと語った。

 本戦までの貴重な実戦での敗戦。だが稲葉監督は「この2試合は選手の調整や、いろいろな課題を見つけながらやっていく2試合なので」と話し、冷静に、そして前向きに結果を捉えていた。

 投手陣では初戦(28日・ドミニカ共和国戦)を託す山本が、先発して2回無失点と上々の仕上がり。ただ、3番手・青柳が2回2失点。4番手・千賀も同点の八回2死満塁から楽天・ディクソンに中前への逆転2点適時打を浴びるなど2回2失点という内容だった。

 それでも「どの投手も球は非常に強かった。それぞれが修正点をしっかりと持ってくれたと思う」と話し、指揮官の選手への信頼感は揺るがない。

 右脇腹違和感で別メニュー調整の柳田に代わり、この試合では近藤が中堅で出場。五回無死でディクソンが放った強いライナー性の打球に対し、前へスタートを切った後に慌てて背走。慣れないポジションで目測を誤って二塁打にした。

 ただ、ミスも強化試合では収穫となる。「逆にああいう打球が来てくれてよかった。全部がうまくいくと、それで終わってしまう」と稲葉監督。強化試合は残り1試合。ミスも敗戦も含めたすべての要素を、本番で勝利を得るための糧としていく。

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