報徳学園・湯水 今夏2本目2ラン!元阪神・葛城コーチの助言効いた
「高校野球兵庫大会・5回戦、報徳学園5-1市尼崎」(23日、ほっともっとフィールド神戸)
元虎戦士の金言で元4番が本領発揮だ。2点リードの四回無死一塁。報徳学園の7番・湯水海内野手(3年)が今大会2本目となる右翼への2ランを放ち、勝利をグッと引き寄せた。「タイミングばっちり!低いかなと思ったけど、伸びてくれた」と声を弾ませた。
狙い澄ました一発だった。「真っすぐで張りました」。4月にコーチに就任した元阪神の葛城育郎氏(43)は打撃指導の中で「迷いがないように、割り切っていくことが大事」とチームに強調。湯水は「張り球を決めて打席に入れた」と指導の成果をアーチとした。
1年秋から4番に座るなど、旧チームから主砲を担ってきたが、不調から今夏は7番。大角健二監督(41)は「自分のプライドを捨てて、報徳としてのプライドを持っている」と打順降格の中での躍動に目を細めた。
「結果で、声で、チームを引っ張っていきたい」と湯水。恐怖の7番打者が、3年ぶり聖地を目指すチームのキーマンとなる。




