古豪復活へ!池田が第1シード鳴門を撃破 力投のエース篠原がうれし涙

 「高校野球徳島大会・2回戦、池田6-4鳴門」(17日、オロナミンC球場)

 最速149キロ右腕・篠原颯斗投手(3年)擁する池田が、秋春と県大会を制している第1シード・鳴門を撃破した。

 2点リードされた六回、池田の打線が爆発した。1点を取ってなおも1死二、三塁の場面で、主将の丸山健太朗捕手(3年)が左前へ。走者2人を迎え入れ逆転に成功した。代打・森幹太内野手(2年)のスクイズも決まり、この回9人攻撃で4点を奪い、主導権を握った。

 投げては篠原が「全力で飛ばしていった」と、初回から球場のスピード表示で146キロを記録。強打の鳴門を相手に、粘り強い投球を続け、最後の打者を中飛に打ち取ると、顔をくしゃくしゃにしてうれし涙を流した。優勝候補を破り大きな山を一つ越えた。次戦は22日。篠原は「ひとつひとつ大切に戦っていく」と、決意を新たにした。

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