巨人 初屈辱、東京ドーム7被弾 投壊14失点大敗、前半戦首位ターン消えた
「巨人6-14ヤクルト」(13日、東京ドーム)
球場が何度も落胆のため息に包まれた。巨人は01年以来20年ぶり、東京ドームでは初の1試合7被弾で屈辱的な大敗。阪神も敗れたためゲーム差は2のままだが、前半戦首位ターンは消えた。
試合後の原監督は「なんだい、きょうは?なんかある?」と苦笑い。そして「先発ピッチャーが、何とかゲームを作るということが必要ですね」と投手陣の奮起を促した。
先発・サンチェスは二回に炎上した。村上にソロを浴びて同点とされ、1死後に2者連続被弾などで一挙4失点。自己最短2回でKO降板となると、リリーフ陣が火に油を注いだ。桜井が四回に山田に3ランを浴びて突き放され、五回にも2発のソロを被弾。八回には、デラロサが村上に2ランを食らった。
一発攻勢に屈し、投手陣が火だるまになった。14失点は18年以来3年ぶりだが、東京ドームでは、07年8月8日・阪神戦(15失点)以来、14年ぶりの屈辱となった。
「一人一人が、あるいはチームも、どっかに次につなげるということは、必要なことでしょうね」と指揮官。連勝も2で止まった。前半戦最後となる14日の一戦。嫌な雰囲気を払しょくして、締めくくる。