「阪神－巨人」（１０日、甲子園球場）

　西武、巨人、オリックスでプレーした清原和博氏（５３）が１０日、関西テレビの阪神－巨人の中継でＰＬ学園の後輩である片岡篤史氏と共に解説を務めた。０９年の日本シリーズ第２戦「巨人－日本ハム」以来１２年ぶりの解説を務めている。

　番組冒頭のあいさつでは「本当にね、野球の聖地と言われている甲子園で、こうやってまた伝統の一戦で、解説ができるというのは、感無量ですね」。こう語ったように、伝統の一戦で解説をするのは初めて。

　ＰＬ学園時代から甲子園をわかせてきた同氏。今の思いを聞かれると、「高校野球の甲子園も経験しましたけど、また阪神－巨人の甲子園という２つの顔があるんですね、甲子園というのは。その中でやっぱり、初めて自分がジャイアンツに入って、甲子園球場での阪神－巨人戦を体験した時にね、本当に驚きましたし、感動しましたね」と振り返った。

　試合前には同氏が記者席に姿を見せると、ファンが殺到。１０人ほどの警備員が「席に戻ってください」と呼びかけ、ようやく静まった。