ソフトバンク・千賀 悪夢の10失点 自己最悪タイ1イニング9失点、五輪へ不安
「ロッテ11-3ソフトバンク」(6日、ZOZOマリンスタジアム)
約3カ月ぶりに1軍マウンドへ戻ってきたソフトバンク・千賀滉大投手が屈辱に顔をゆがめた。三回、12人目の打者となった藤原に右中間への2点二塁打を浴び、自己ワーストタイの1イニング9失点、同最多となる10失点でエースはマウンドを降りた。
「結果としてチームが連勝していた中で、その雰囲気を壊してしまったこと、流れを止めてしまったことが悔しいし情けない。本当に申し訳ない」。初回に1点を失うと、三回は12人に7安打を集められ、押し出し四球も二つ与えた。
直球は最速158キロをマークしたものの、空振りを取ったのはわずか2度。高い奪三振能力を誇る右腕がこの日は一つも三振を奪うことができなかった。追加招集された東京五輪に向けても不安ばかりが残った。