「広島２－４ＤｅＮＡ」（６日、マツダスタジアム）

　ＤｅＮＡが９連戦の初戦を白星でスタートした。三浦監督は「非常にいいスタートが切れたと思います。同点の中でリリーフ陣が踏ん張って、キャンプテン（佐野）が決めてくれて、ベンチも盛り上がった」と決勝２ランの佐野、無失点リレーで切り抜けたリリーフ陣をたたえた。

　三回に先発の坂本が小園に先制の２点適時三塁打を浴びた。だが、直後の四回２死一塁で広島先発の大瀬良からオースティンが５試合ぶりとなる１８号逆転２ランを放った。オースティンは「良い感触で捉えることができました！打球が低かったのでスタンドまで届くかわからなかったですが、本塁打になり良かったです」と真剣な表情で話した。

　同点に追いついた後、ＤｅＮＡは五回から継投策に。五回、六回を桜井が打者６人をパーフェクトピッチング。七回はシャッケルフォードが１回を無失点に抑えた。

　そして八回。ＤｅＮＡは先頭の代打・牧が安打で出塁すると、桑原の犠打で１死二塁。伊藤光は右飛に倒れ、２死二塁で佐野がフランスアの直球を捉え、右翼席に勝ち越しの７号２ラン。佐野は「ここまで全くいいとこで打てていなかった。周りの選手に助けてもらっていた。今度は自分がチームを助けられるように」と振り返った。八回はエスコバー、九回は三嶋が抑えての勝利となった。