「ＤｅＮＡ３－２巨人」（４日、神宮球場）

　ＤｅＮＡが競り勝ち、巨人に今季１２試合目で初勝利を挙げた。

　産みの苦しみを味わった。二回に高橋のスクイズで巨人に先制を許すも、三回に宮崎が７号逆転２ラン。七回には佐野が右中間を破る適時二塁打を放ち加点した。

　先発の大貫が毎回安打の被安打９も５回２／３を１失点と粘りの投球を見せれば、リリーフ陣も踏ん張った。八回に４番手の山崎が無死一、二塁のピンチを招きながら無失点で切り抜けると、九回は守護神の三嶋が大城にソロアーチで１点差に迫られ、なお１死一、二塁と追い詰められながらも併殺で１点を守り切った。

　三浦監督は、今季８敗３分けだった巨人からの白星に「宮崎、佐野がいいところで打ってくれた。バッテリーもよく守ったし、守備陣もしっかり守ってくれた」とチーム一丸での勝利を強調した。「やっと１つ勝てた。１つ勝てたことで流れも変わると思う。接戦を取れたというのは大きな１勝」と巻き返しを誓っていた。