ロッテに5割の壁 オリ杉本に10被弾 井口監督「打たれたのは甘いところ」
「オリックス5-5ロッテ」(29日、京セラドーム大阪)
六回2死無走者で、4点差がありながらも吉田正に四球を与え、ロッテに不穏な空気が漂う。二木が次打者の杉本に、バックスクリーンへ四回に続く2打席連続アーチを被弾。七回にハーマンがつかまり5点差を逃げ切れなかった。
八回から佐々木千、益田の踏ん張りでどうにか引き分けたが勝率5割の壁を破れず。井口監督は「もったいないですね。ホームラン2発もそうですし。しっかりやっていかないと上にいけない」。勝つべき試合を拾えず、悔しさをにじませた。
2点リードの七回にスクイズ失敗もあったが、やはり杉本に打たれすぎ。1試合2被弾は早くも今季3度目で10被弾目。「実際、打たれたのは甘いところ。配球を含めてもっと意識づけをさせないといけない」と指揮官。天敵封じの必要性を説いた。