原巨人 虎見えた!三回5番・坂本に犠打指示 執念采配で6連勝3.5差

 3回、送りバントの構えを見せる坂本
 3回、丸がセーフティーバントを決める
 6回、選手交代を告げベンチに戻る原監督(撮影・高石航平)
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 「ヤクルト3-10巨人」(26日、神宮球場)

 勝負に徹する采配で6連勝をつかんだ。同点の三回、無死一、二塁の場面。巨人・原監督は坂本にバントの指示を出した。中軸でも当然のように自己犠牲を求める徹底ぶりで、阪神とのゲーム差を「3・5」に縮めた。

 強力打線が小技を絡めて決勝点を生み出した。三回、先頭の丸はシフト破りのセーフティーバントで出塁。岡本和が四球を選び、無死一、二塁から坂本は初球に犠打を試みた。際どいコースにバットを引き、ストライクを取られ、2球目はバスターで空振り。4球目を中前にはじき返し、勝ち越しの適時打だ。

 「まあ勇人は何でもできる人だから。そういう点では監督としてはありがたい選手ですよ」と指揮官。バント、バスターは決まらなかったが、「あの辺は見事ですね」と不利なカウントから放ったキャプテンの一打をたたえた。

 さらにこの回、北村が2号3ランを放ち、一挙4得点で試合の流れをつかんだ。原監督は起点となった丸のセーフティーバントについて「そこから、結果的には非常にビッグイニングになったというね。大きかったですね」と称賛。これで貯金は今季最多の11。24日に「あってないようなものですよ」と指揮官自ら球宴までの目標に設定した阪神とのゲーム差「3」に、早くも迫ってきた。

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