ヤクルト・石川 セ界新295試合連続先発も飾れず…五回途中5失点KO

 「ヤクルト1-7巨人」(25日、神宮球場)

 新たな歴史を紡いだ日に、ヤクルト・石川雅規投手は唇をかみしめた。守り続けてきた真っさらなマウンドに上がり、セ・リーグ新記録となる295試合連続先発登板を達成。しかし、記念の試合を白星で飾ることはできなかった。4回2/3を5安打5失点。2被弾に泣き、2敗目を喫した。

 まずは二回だ。2死から北村に左前打を許すと、大城に外寄りのスライダーを右翼席まで運ばれた。さらに三回。1死から連続四球で一、二塁とピンチを迎え、岡本和に初球をバックスクリーンに放り込まれた。

 6月4日の西武戦から、3連勝中だった。今年でプロ20年目の41歳。ベテランになった今も、「入団から先発をやらせてもらっているので、そこにしがみついていきたい」と強い思いで毎試合に臨んでいる。

 試合後に高津監督は「ホームランの打たれ方がね。避けたいところだった」と振り返ったが、左腕への信頼は変わらない。連勝は止まり、チームは3位に転落。だからこそ、悔しさを糧に前へ。次戦がリベンジの舞台になる。

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