日本ハム アクシデント連発…中田、五十幡が負傷交代
「日本ハム2-3阪神」(8日、札幌ドーム)
日本ハムは緊急事態が立て続けにチームを襲った。「4番・一塁」で先発出場した中田が腰の違和感を訴え途中交代。担架で運ばれる主砲の巨体を、球場中が静まりかえって見つめた。
2点を追う三回。1死満塁で三ゴロを放ち一塁へ全力疾走した。だが右腰を押さえ徐々に失速。ベースを駆け抜けると地面に倒れ込んだ。両膝をつく主砲にトレーナーらが駆け寄ったが、自力で立ち上がれず。ドラフト2位・五十幡(中大)も初回守備で左ハムストリング外側部の違和感を覚え交代していた。
2人を欠きながらも均衡した展開に持ち込んだが、九回に杉浦が決勝打を浴びた。不運が重なっての敗戦に「悔しい」と栗山監督。2人については「心配している。色んな思いがある」とまずは状態を確認するとした。