８日の阪神戦（札幌ド）に先発する日本ハム・上沢直之投手（２７）が７日、初対戦する阪神ドラフト１位・佐藤輝（近大）を封じ込むことを誓った。「柳田さんに近い印象」とソフトバンクの強打者と重ねたが、実は右腕は柳田と好相性を誇る。“虎のギータ”も沈黙させる。

　「他球団の攻め方を見ても（柳田への攻め方に）似ている。内角低めに突っ込むところは突っ込み、たまに外を見せたり」

　上沢の柳田との通算対戦成績は４４打数９安打、被打率・２０５。０本塁打、１打点と仕事をほぼさせていない。柳田＝佐藤輝の図式が成り立つなら、上沢の方に分がある。

　チームには苦い記憶もある。２月９日のオープン戦（宜野座）。佐藤輝に“プロ１号”を含む３安打３打点を許して敗れた。栗山監督は「スケール感とか、すごいという感じがあった」と振り返る。

　だが、今回は本拠地が舞台。上沢も自身５連勝中と波に乗っている。「絶対に抑えないといけない」と腕をぶしたエースが、北の大地で黄金ルーキーを封じ込める。