「楽天５－１ＤｅＮＡ」（３０日、楽天生命パーク宮城）

　犬鷲軍団の絶好調男が試合を決めた。５月の月間打率・３９８でリーグトップの楽天・岡島豪郎外野手が決勝の２点適時三塁打。「自然体で入ったのがよかった」と振り返り、スタンドにつめかけた女性ファンの視線をくぎ付けにした。

　同点の七回２死二、三塁で右翼線へ決勝打。この日は「イーグルスガールデー」と銘打ち、女性来場者にピンク色のユニホームが配られるイベントが開催されていた。岡島は１７年の同イベントでも逆転打を放っており、石井監督も「期待通りにフィニッシュを決めてくれた」と最敬礼だ。

　現在の１軍野手で１３年の日本一を経験しているのは岡島と島内の２人だけ。「また違った思いで優勝したい」。球団２度目の栄冠へ、円熟味が増した３１歳がチームを引っ張る。