慶大・正木 反撃ののろし打!リーグ単独トップ4号ソロ

 「東京六大学野球春季リーグ戦、慶大3-2早大」(29日、神宮球場)

 すでに2019年秋以来3季ぶり38度目の優勝を決めている慶大が逆転で先勝した。今秋ドラフト候補の4番・正木智也内野手(4年・慶応)がリーグ戦通算10号をマークし、3投手の継投で逃げ切りに成功。敗れた昨季王者の早大は5位が決まった。

 主砲の一発が逆転劇の号砲となった。四回先頭で正木は追い込まれながら、3球目をバックスクリーンへと運ぶ同点ソロ。「少し体勢は崩されたんですけど、バットにいい形で乗った」とこの回3点を奪う攻撃に勢いをつけた。

 堀井哲也監督(59)が「(打線の)核」と評する通りの働きだ。通算10号となる一発は、シーズン自身最多でリーグ単独トップに立つ4号。通算50安打目で2桁本塁打に乗せた。打率・226ながら、打点もトップタイの12打点を誇る。

 昨秋後に長打を増やすため、打ちにいく際にグリップを下げるようにした。ヤクルト・度会スカウトは「(バットの)ヘッドの使い方がうまい」と評価。貴重な右の大砲候補として、ドラフト戦線での存在感は増している。

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