「楽天１－１ＤｅＮＡ」（２９日、楽天生命パーク宮城）

　楽天の守護神・松井が同点の九回に登板し、無死満塁のピンチを作りながらも無失点で切り抜けた。左腕は「なんとかゼロで帰ってこれたので結果的にはよかったです」と振り返った。

　先頭・オースティンを遊撃手の失策で出塁を許すと、続く宮崎とソトに連打を食らい無死満塁のピンチを招いた。この絶体絶命の状況で、まずは牧を空振り三振。続く山下のところで三塁走者・神里が飛びだして（記録は本盗）タッチアウト。２死二、三塁となり、最後は山下を一ゴロに仕留めた。要した球数は２０球。笑顔でベンチに帰ってきた。

　石井監督は牧を三振に仕留めた場面がキーポイントだったと指摘。「まず１死目が全てだと思う。無死満塁は１死を取られると、守っていても攻撃側も雰囲気が変わってくる。あの１死目を三振で締めてくれたのがよかったと思います」と話した。