「オリックス４－７ヤクルト」（２９日、京セラドーム大阪）

　この試合を合わせ、残り２試合を連勝なら５月を５割で乗り切れていたオリックスだったが、先発・田嶋が試合開始早々に捕まってしまい、二回までに５失点、結局５回６失点という結果に。

　チームも七回、モヤの代打３ランなどはあったが、失点が大きすぎた。

　この日の敗戦で５月は９勝１２敗１分け。１試合を残して、月間の負け越しが決まった。

　初回無死一塁から連続四球と波に乗れなかった田嶋は「今日は何もコメントできることはありません」と言葉少な。

　中嶋監督は、これで２勝３敗となかなか乗っていけない田嶋に「本人にしか分からないこと。何ででしょうか」と首をひねった。終盤に反撃があったものの「そう（追いかける展開に）なったら、難しくなるんでね」と、主導権を握れず終わった試合を苦い表情で振り返っていた。