大商大が3度目の完全優勝 大学選手権へ福元主将「常に攻める気持ちで」
「阪神大学野球、大商大2-0京産大」(19日、ほっともっとフィールド神戸)
大商大が京産大に勝利し10戦10勝の完全優勝で春季リーグ戦を締めくくった。
打線は下手投げの京産大先発・長谷川希望投手(4年・藤蔭)から二回に先制点を奪い、七回にも2死三塁から修行恵大内野手(3年・大垣日大)の右前適時打で1点を追加した。
先発した上田大河投手(2年・大商大)は得点圏に走者を許しながら要所を締める投球で7回0/3を無失点。今季4勝目を挙げた。
完全優勝の立役者はベストナインを獲得した碓井雅也捕手(3年・天理)だ。今リーグ戦を通して、上田に加え好左腕・伊原陵人投手(3年・智弁学園)や花村凌投手(4年・神戸国際)など複数の投手を好リードで牽引し、全10試合でわずか8得点しか許さなかった。
碓井は「投手陣は他の大学より絶対いい。信頼しながら配球した」と女房役らしく振り返った。富山陽一監督は「碓井がキャッチャー一人でずっとやってくれた。たいしたもの」と扇の要に賛辞を送った。
これで3度目の完全優勝達成。「常に負けたら終わりという気持ちでやっている」と話す指揮官の一戦必勝野球を体現した。主将の福元悠真外野手(4年・智弁学園)は「1点にこだわって、常に攻める気持ちで戦っていきたい」と全日本大学野球選手権に向けて力強く意気込んだ。





