オリックス・中嶋監督 涌井攻略の打線に「いい攻撃ができた」宗の勝負強さ称賛
「オリックス9-4楽天」(14日、ほっともっとフィールド神戸)
オリックスは福田、宗の1、2番が機能した。初回は連続二塁打でいきなり先制。4番・杉本も適時打で続くなど3点を先取。二回も宗の適時三塁打、五回には紅林が3ランと効果的に追加点を挙げた。
「初回からいい攻撃ができました。二塁打、二塁打っていうのは一番点数入りやすいですし」
涌井を3回でKOした。
「久々のホーム。守りから入っての攻撃。山岡が守りからリズムを作ってくれて、いい感じで流れたかなと思います」
ここ2試合打ち込まれていた山岡が3試合ぶりの勝利。
「原因は分かっていることだと思うので、スミばっかり狙い過ぎていた。捕手との共同作業で読みの部分もある。真ん中を通せるだけの度胸も必要。常にスミスミだと苦しくなる。うまくやったんじゃないでしょうか」
今季は宗の勝負強さが光る。
「打席の中での集中力。1球1球へのアプローチ。しっかりスイングできているのは非常にいい。継続できるようになったらもっともっと上がってくると思う」
サイクル安打にあと本塁打だったが、八回の最後の打席はセンターフライに終わった。
「それはもう、もっとね。本人もいこうと思ったんじゃないですか(笑)まだまだ足らんぞ、明日は切り替えろっていう話です」
これで4位に浮上し、借金は2とした。
「一つずつ返していくしかない」
首位・楽天とは再び3ゲーム差となった。