プロ野球・斉藤コミッショナー 無観客開催は「やる意味ない」試合延期など検討へ

 政府の緊急事態宣言が4都府県で12日から31日まで延長され、対象地域に愛知、福岡も加えられるなど収束の気配が見えないコロナ禍。会議では専門家チームから今後の感染第4波、さらに第5波の可能性も指摘された。

 さらなる感染拡大の際には再び無観客開催を要請される可能性もあるが、斉藤コミッショナーは「無観客という感覚は例外中の例外で、やる意味がない」という考えを示した。

 昨季からプロ野球とJリーグは各スタジアムでの徹底した感染予防対策を講じ、観客からのクラスターは発生していない。Jリーグ・村井チェアマンも「プロの興行は日程を消化するだけでなく、お客さまとともに価値を作っていく。相互作用が強い」と同調した。

 政府は4月25日に緊急事態宣言を発令。対象地域に本拠地を置く阪神、オリックス、巨人、ヤクルトが無観客で開催し、一部の試合を延期。12日からの延長期間は大阪府の要請を受けたオリックス以外の球団は、観客の上限が5000人と緩和される。

 ただ、再度の無観客要請の可能性に対し、斉藤コミッショナーは「今後、いろいろな条件を仮定してまとめていく」と対応策を検討する意向。「延期というのが、そういう場合は(可能性が)あるでしょう」と、東京五輪の中断期間を含む厳しい日程下で、可能な限り有観客開催への道を探る思いを示した。

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