甲子園、京セラ、東京D、神宮は無観客「苦渋の選択」緊急事態宣言受け27日から

 日本野球機構(NPB)と12球団は24日、臨時実行委員会を開き、政府が25日から4都府県を対象に発出する緊急事態宣言を受け、宣言期間内の27日から対象地域での公式戦を無観客で開催することを決定。昨季に続く無観客開催の決断をプロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)は「苦渋の選択」と表現した。

 2日間に及ぶ協議の末の結論。前日は試合を延期しての有観客開催、無観客開催の案が議論されたが決定に至らなかった。

 これまで予防対策を徹底してきた経緯から、19日には緊急事態宣言発出の可能性に斉藤コミッショナーは「緊急事態宣言=無観客というジャッジは避けていただきたい」と柔軟な対応を求めていた。

 だが過去の緊急事態宣言同様に期間が延長された場合、また対象地域が東京、大阪、兵庫、京都から拡大された際は日程調整が困難なことから「無観客をやらざるを得ない結論となった」と説明。今後は内閣府から時間制限の指針が出た際には試合開始時間変更も検討していく。

 決定を受け、巨人は4月30日から5月9日の主催6試合のうち、4試合の無観客開催と2試合の延期を発表。5月2日・中日戦と同8日のヤクルト戦が延期で中日戦は7月8日に振替。ヤクルト戦は振替日を未定とした。

 ヤクルトは5月11日の広島戦(神宮)を13日に延期するプランを検討。元々11、12日と同2連戦が組まれており13日は移動日だった。オリックスは期間中の京セラドーム大阪での主催6試合を無観客で実施し、期間中のウエスタン・リーグ主催試合も無観客で開催すると発表した。

 また、ロッテは5月3日~9日までのZOZOマリンスタジアムでの主催6試合でアルコール飲料販売を中止することを発表した。

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