天理・プロ注目の達が7回3安打1失点 決勝智弁学園戦は「全員三振取る気持ちで」
「春季高校野球奈良大会・準決勝、天理4-2畝傍」(9日、佐藤薬品スタジアム)
天理が畝傍を下し、決勝進出を果たした。
先発はドラフト候補右腕・達孝太投手(3年)。センバツの仙台育英戦以来の先発登板となり、7回3安打1失点の好投でチームを勝利に導いた。
「変化球の感覚がまだ戻っていない」とこの日は直球を主体にした投球。「ストレートも5、6割で」と最速は142キロにとどまるも、スピード以上に威力のある直球で7奪三振を記録した。
米大リーグ・ロイヤルズの大屋博行スカウトは「身体にバネがある。身体能力が高くまだまだこれからの選手」と将来性を評価。DeNAの安部建輝スカウトも「直球の質が良く、重みを感じる」と評価した。
決勝の相手はライバル智弁学園。「投げることがあれば、全員三振取る気持ちで投げていきたい」と因縁の対決に向けて力強く意気込んだ。