「日本ハム４－１楽天」（８日、札幌ドーム）

　日本ハムが快勝で３連勝を飾った。２カードぶりの勝ち越しを決め、首位楽天とのゲーム差を３・５に縮めた。

　先発の上沢は７回４安打１失点の好投で３勝目。五回に茂木にソロ本塁打を浴びたが、六回、２死二、三塁のピンチでは茂木を空振り三振に仕留めて大きく声を上げた。

　打線も相手先発の田中将を攻略。初回１死二塁で、近藤が先制の適時二塁打を放つと、５回には、初球のカーブを中堅に運ぶ６号ソロ。宇佐見の適時打などもあり、七回までに４点を奪った。

　４月１７日の対戦に続き、田中将相手に２連勝。栗山監督は「上沢が投げていれば、ある程度、点差があれば計算できる。先にああやっていってくれたのは、チームが落ち着いた」と初回の先制の場面を振り返った。新型コロナウイルスの影響で主力選手を欠く状況だが、「（相手）ピッチャーが大きければ大きいほど、皆が束になって、一つになってやらないといけない空気は出ていた」と勝因を語った。