明暗分けた“魔の七回”巨人・丸が神業プレー連発を解説「何とかここらへんで見えた」
「広島0-4巨人」(5日、マツダスタジアム)
巨人・丸が七回の神業プレーを解説した。
「今日はもう太陽入っちゃったんで。羽月も前の回にやっていたんで。一応準備はしていたつもりなんですけど」と振り返ったのは七回の守備。両軍にとって、明暗が分かれるプレーがあった。
強い日差しの影響で、センター方向に上がった飛球はサングラスをしていても見えにくい状況に。まずは広島の中堅手・羽月が2死一塁から炭谷の平凡な飛球を完全に見失い、打球は羽月の数メートル手前にポトリ。記録はヒットとなり、その間に一気に一塁走者の丸が本塁に生還した。スコアは巨人が1点を加え、2-0となった。
一方、その裏の守りでも巨人の中堅手・丸に2つのフライが飛んだ。1死から安部が打ち上げた飛球を捕球した際、「あぶねえ」と苦笑い。さらに2死一塁からの小園の飛球には膝を付いて抱え込むように捕球し、何とかキャッチ。落としていれば広島同様に失点していた場面だったが、執念でピンチを脱した。
丸は「何とか体を(正面に)入れ替えて、(見ようと)抵抗したんですけど無理だったんで、最後出てくるのをギリギリまで張ってたら、まあ、何とかここら辺(自分の前くらいを指し)で見えたんで」と、ギリギリのプレーだったことを説明した。
かつてカープでプレーしていた丸にとっては、経験値が生きた格好となった。「何とか粘ったっす」と振り返りながら、「でも一歩間違えてたら自分もやっていたので、そこは次はないように」と引き締めた。