オリックス・中嶋監督 抑えに能見起用の理由「先にいったほうがいいかなと思って」

 9回に登板し、最後を締めた能見は笑顔を見せる(撮影・坂部計介)
 ヒーローインタビューを終えポーズを決める山崎福(左)と宗(撮影・坂部計介)
 8回、柳田の打球を追い、フェンスに激突する吉田正(撮影・坂部計介)
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 「オリックス5-4ソフトバンク」(2日、京セラドーム大阪)

 オリックスは宗の2ランで先制、モヤ、伏見と一発攻勢で挙げた5点を山崎福から比嘉、富山、能見とつなぐリレーでなんとか逃げ切った。

 中嶋聡監督は「ナイスゲームでした」と第一声。「昨日、ああいう負け方してきょうのゲーム大事だと思っていたので取れたのは大きいと思います」

 今季2度目のソフトバンク戦カード勝ち越しを高く評価した。今季初勝利を挙げた山崎福については「非常に集中してどこに投げるか高さとか意図が分かる投球だったと思います」。

 打線については「ヒットは打てていたんですけどつながりという点ではランナーが出たところでゴロが多かった。それをホームランに代えてくれたのが非常に大きかった」とたたえた。

 1点差の九回を託したのは能見だった。「1点差で若いのがいっても四球出す。だったら先にいったほうがいいかなと思って頭からいきました。打ち取り方とか、非常に参考になると思うんですけどね。(能見は)ずっと連投するわけにいかないんで、オレに任せろって思っているヤツがいるならいいことですし」

 復帰のロメロが初めて1軍に昇格。初スタメンも4打数無安打に終わった。「タイミング的に外されてもあれだけしっかり振れるのは逆に捕手から見たら恐い。そういう点ではしっかり振れている。慣れてくるでしょう」

 3日からは西武、ロッテ、日本ハムと3カード、関東地区でのビジターゲームが続く。

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