オリックス・中嶋監督「よく一気にいった」チームの成長感じる逆転サヨナラ勝ち

ソフトバンクに逆転サヨナラ勝ちし、笑顔でポーズをとるオリックス・宗=京セラドーム
9回、宗の2点二塁打でサヨナラの生還を果たすオリックスの一走紅林。捕手甲斐=京セラドーム
9回にサヨナラ打を放ち、中嶋監督と抱き合うオリックス・宗(右)
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 「オリックス5-4ソフトバンク」(30日、京セラドーム大阪)

 プロ野球タイ記録となる3試合連続引き分けのあとは、今季2度目のサヨナラ勝ち。1点ビハインドの九回1死一、二塁から宗が左中間二塁打で自身初のサヨナラ打を放った。

 中嶋聡監督は「よく一気にいったなと思います。今までだったら同点止まりだった。こういうことができるようになってきたのかなと思います。いい集中力で最後に入れたと思う」とチームの粘りを褒めた。

 宗は4月11日・日本ハム戦で玉井から同点三塁打、21日・西武戦では今井から決勝2ランと終盤での勝負強さが光る。

 「最初からやってほしいですね。最後に集中力出るなら(笑)本当に良かったと思います」

 九回の攻撃を振り返る。岩崎に対して頓宮が左前打で出塁したあと、続く紅林にはそのまま打たせた。

 「ひっくり返したかったのであそこは打ちにいくべきだと思って。きょうの感じが非常に良かったので。(二回に)太田と紅林の二人で1点とってきたのもる。ああいうのがどんどん出てきてくれたらと思います」

 紅林はプロ初の猛打賞を記録。打撃での成長がみられる。

 「いや、まだでしょう。まだ認めないですけど。打席の雰囲気、落ち着きが見えてきた。凡打の内容も良くなってきている。太田もきょうに関しては非常にいい感じだった。惜しいという」

 太田は昼間に2軍戦に出場し、ナイターでもスタメン出場した。

 「僕らも手を打たないといけないのは分かっている。こういう機会になんとかきっかけをつかまないといけないと思っている」

 話を戻して九回。紅林の安打で無死一、二塁から代打・山足がバント失敗のミスを帳消しにする勝利となった。

 「ミスをみんなでカバーしあえるのは強いチームになっていくあれだと思う。非常にいいこと。これで山足が頑張って練習してくれたらと思います。あのまま終わっていたら一人でしょいこんでいたかもしれない。そういう点では勝ちにつなげてくれたのは非常に大きい」

 3試合連続引き分けからようやくの勝利。

 「今までだったら同点止まりだったですけど、サヨナラまでいくというのはチームとしてすっきりしたのかなと思います。ホークス相手。一つ勝っただけじゃどうにもできないんで明日、明後日頑張ります」

 ソフトバンク自慢の救援陣を攻略してのサヨナラ勝ちは2018年10月4日以来、3年ぶりとなった。

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