中日・大野雄が今季初星 8回2安打1失点「自分の投球続けていれば勝ちは付く」
「中日2-1阪神」(27日、バンテリンドーム)
エース渾身(こんしん)の投球が実った。8回2安打1失点。中日・大野雄が5度目の先発でようやく今季初勝利。好投しながら報われない登板が続いていただけに「自分の投球を続けていれば勝ちは付くだろうと。そういう気持ちでやっていかないとメンタルが持たなかった」と胸の内を明かした。
二回は佐藤輝に先制ソロを浴びた。それでも大山、サンズら右の強打者の内角を果敢に攻める姿勢を貫いた。好調の阪神打線を寄せ付けず、その後は二塁すら踏ませない投球で封じた。
昨季も遅い初勝利から沢村賞への快進撃が始まった。白星が遠く「今は我慢」と言い続けてきた大野雄。我慢の時がようやく終わった。