巨人 新助っ人昇格で起用法どうなる?「2軍戦を見る限りかなりの期待感」評論家の視点
巨人は27日のヤクルト戦(神宮)から新外国人のジャスティン・スモーク内野手、エリック・テームズ外野手が昇格予定。首位阪神に3ゲーム差の3位から逆襲に転じられるか、注目される。
デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は、両選手が出場したイースタン・リーグの試合を映像で確認。「ファームではあるけど、数試合を見て両選手とも緩急にも強そうな印象だった。評論家という立場からどうしても皮肉な目線で見ることが多いんだけど、パカンパカン打っている。かなりやるんじゃないかと期待感を抱いている」と語った。
テームズは9試合に出場して打率・500で4本塁打。スモークも7試合で本塁打こそないものの打率・333と結果を残した。新型コロナウイルスの影響で来日が大幅に遅れたが、関本氏は「ジャイアンツ球場の試合だけでなく鎌ケ谷にも行かせて実戦経験を積ませた。コンディション面の不安は見られない」とした。
気になるのは起用法。スモークが一塁に入った場合、テームズは外野に回ることが濃厚だ。現在チームでは実績のある丸が打率・152、梶谷は同・250と低調。ここまでの貢献度だけで言えば、1番を打っていた松原(打率・284)の方が大きい。
「丸、梶谷は調子を上げてもらわなければいけない存在だから、彼らを優先的に使っていくのではないか。足もあって守備もいい松原はラスト3イニングから登場する、という使い方もあるかもしれない。ただ、丸や梶谷の調子がいつまでも上がらないようだと、松原を頭から使うことになるだろうな」。
打順も“ぶっつけ本番”になるが、関本氏は「4番の岡本和を軸に外国人を前後に打たすのか、下位に置くのか。丸や梶谷がどこまで調子を上げてくるかにもよるが、どういう並びがベストかしばらくは試行錯誤していくだろう」と推測した。
また、関本氏はこの日、登録抹消となった香月にも言及。「チーム事情で仕方ないのだろうがけど、あれだけ振れる選手でもったいないよな。印象は強かったし、また近いうちにチャンスは来るだろうな」とも語った。




