新庄氏の男気に感謝 獲得オファーも出した新潟・橋上監督「PRを含めて来てくれた」

 始球式でゴールデングラブ賞で贈呈された金のグラブと金のボールを披露する新庄剛志氏(撮影・西岡正)
 BCリーグ・信濃対新潟戦で始球式を行う新庄剛志氏(撮影・西岡正)
新庄剛志氏から贈呈された金のグラブとボールを持つ信濃・新井仁盛=長野オリンピックスタジアム(撮影・西岡正)
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 「BCリーグ、信濃4-0新潟」(18日、長野オリンピックスタジアム)

 元阪神、日本ハムで、米大リーグでもプレーした新庄剛志氏がゲストとして登場し、試合前のミニ・トークセッションや始球式でファンを沸かせた。昨冬は15年ぶりの現役復帰を目指してプロ野球合同トライアウトに参加するなど、話題性の絶えない男の姿に両軍の指揮官も称賛。独立リーグの盛り上げ役として一役買ったことを感謝した。

 侍ジャパン日本代表で戦略コーチを務めた経験のある新潟・橋上秀樹監督は、「PRを含めて来てくれた。非常に励みになります」と喜んだ。同球団はトライアウト後に新庄氏へ獲得オファーを出した経緯もあり、影響力の高さを改めて実感。試合中に新庄氏が三塁ベンチへ訪れたことも明かし、「(新潟ナインは)けっこう感動していましたよ、同じベンチに座って」と笑った。

 巨人などで捕手として活躍した信濃・柳沢裕一監督は勝利したことで、新庄氏から1993年にゴールデングラブ賞を初受賞した際の記念品である“黄金グラブ”が贈られた。これまで深い親交こそなかったものの、同学年。試合前には握手を交わし、「力をもらいました。素晴らしい人間性。スーパースターであり続ける理由がわかりました」と存在感の大きさに納得した。

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