オリックス、開幕16試合目でやっと2桁安打!リーグワースト阻止

 「ソフトバンク4-7オリックス」(13日、ペイペイドーム)

 九回1死満塁からオリックス・中川圭の当たりは中越えの適時二塁打。これがチーム10安打目。開幕から16試合目、ついに2桁安打を記録した。

 重苦しい雰囲気をバットで振り払ったのはT-岡田。同点の六回1死一、三塁から2安打を放っていた杉本の代打で登場。2番手・津森に追い込まれながらも外の149キロをたたきつけると、打球は投手の頭上を越え、中前へと抜ける執念の勝ち越し適時打だ。

 この一打に勇気をもらった打線は九回に打者一巡の猛攻で4安打5得点を挙げ、突き放した。T-岡田は「早い段階で勝負に出ると思って準備していました。いいところに飛んでくれた」と言う。

 中嶋監督は「最後だけでしょ」と笑いながらも「それまでよく頑張っていた。最後よくつながりました」と選手たちをたたえた。好調だったモヤが故障で離脱。打線は毎日組み替える苦肉の策で戦ってきた。それでも「これから上がっていくことだけを考えてやっていきます」と選手を信じてきた。

 この試合も1桁安打に終われば、1961年に近鉄がマークしたリーグワースト記録に並ぶところだった。T-岡田は「投手陣におんぶにだっこだった。きょうをきっかけにしたい」と野手の思いを代弁した。今季初のカード初戦勝利。14日の第2戦は、中5日で先発マウンドに上がる山本で一気に乗る。

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