「オリックス４－４日本ハム」（１１日、京セラドーム大阪）

　オリックスは３点を追う九回に２死から代打・Ｔ－岡田の適時打、宗の２点三塁打で同点に追いつき引き分け。３連敗を免れた。

　中嶋聡監督は「（宗は）本当によく打ちました。本当に。いい感じではいくんですけどね。あそこで勝たないと乗り切れないですよね。どうしても」と勝ち越せなかったことを悔やんだ。

　試合は宮城と日本ハム・加藤の投手戦となった。佐野皓の一発で先制したが、七回に宮城がつかまり１度は逆転を許した。一方で加藤には８回まで１点に抑え込まれた。

　「向こうが良かったですけどね。投げ分けというか本当に良かったですね。（吉田）正尚でもあれだけ打ちあぐねるのはなかなか見ない感じなので」

　７回２失点の宮城については「（宮城と加藤）どっちも良かったと思う。（宮城が）バテた辺りでしっかり捉えられたのとこっちは（加藤を）捉えきれなかった。最後まで投げさせてしまったのが。負けたわけじゃないですけど。よく追いついたんですけど、やっぱり越さないとどうしようもない。やっていきます」と振り返った。

　これで５球団と対戦を終えた。「借金していますけど、モヤがいなかったり、調子の良い選手があまりいないので、これから上がっていくことだけを考えて。投手陣の負担を考えて戦って行けたらと思いますし、ある程度どういうチームかは把握できた。これから外国人が入ってくるので次も新しい対戦になっていくのかなという感じがしますね」。打線はこの試合も９安打で開幕から１５試合連続２桁安打なしと苦しい状態が続いている。