八王子学園八王子 191センチ左腕の羽田は「和製ジョンソン」DeNAなど視察

 「春季高校野球東京大会・3回戦、八王子学園八王子10-0専大付」(11日、駒沢球場)

 身長191センチ左腕でプロ注目の八王子学園八王子・羽田慎之介投手(3年)が自己最速を3キロ更新する149キロをマークした。10点リードとなった六回から登板。1四球を与えたものの、1回無失点。六回コールドでの準々決勝進出に貢献した。

 当初は八回からの登板予定ながら、味方の大量援護で前倒しでの出番となった。「あまり準備して投げられなかった」とボールは荒れ気味。ただ、出力は強かった。オール直球で得点は許さず。先発した星野翔太投手(2年)と無安打無失点継投を完成させた。

 最速はヤクルトのスピードガンで150キロの大台まであと1キロと迫った。昨秋に肘を痛めた影響で、今年に入ってから練習試合を含めても3試合3イニングと慎重に段階を踏んでいる。4日の小平西との1回戦では7割の力加減で当時の最速146キロを計測。球の走り、キレともに順調に伸びている。

 この日は安藤徳明監督も「きょうは何も言いませんでした」と力のいれ具合に関する約束事はなかった中、「あんま思い切り投げない方がよかった」と全力よりも力感を抑えた感覚に手応えをつかみつつある。

 底知れないスケール感に、バックネット裏では感嘆の声が上がった。視察したDeNA・河原スカウティングディレクターは「和製ランディ・ジョンソンですね」と大物メジャーリーガーの名を引き合いに評価。大型左腕として注目度がグングン増している。

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