ヤクルト・奥川「今度は自分の力で」5回5失点でのプロ初勝利に苦笑い

プロ初勝利を挙げ、高津監督(左)から祝福される奥川(撮影・西岡正)
プロ初勝利を挙げ、つば九郎(左)、西浦(右)と笑顔でガッツポーズする奥川(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト11-7広島」(8日、神宮球場)

 ヤクルトの奥川恭伸投手が、5回10安打5失点でプロ初勝利。味方の野手に感謝の記念星となった。

 いきなり立ち上がりに5連打を浴び、4点を失った。それでも直後に味方が同点に。その後、54分間の中断を挟んだが、「初回の反省をする時間になった。振り出しに戻してもらえたので、自分自身も気持ちを入れ直して、中断後の最初から先発する」と気持ちを入れ替えて臨んだ。

 味方が逆転した直後の四回からは、試合中ではあるものの、投球フォームを思い切って変更。「丁寧にいこうとするあまり、腕が振れていなかった」と反省をすぐさまマウンドで体現し、無失点に。プロ初勝利を手招きした。

 決して快投だったわけではない。奥川も「今日は野手の皆さんに(お立ち台に)上がらせてもらった。今度は自分の力で上がれるように頑張りたい」と前を向く。ウイニングボールは両親に送られる。仲間がかなえた始まりの1勝。奥川の恩返し投は、次戦に続く。

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