日本ハム・ドラ1伊藤7回3失点でプロ初黒星…タカ打線から毎回の11奪三振も涙

 先発し力投する伊藤
 7回、勝ち越しを許し、渡辺(左)から声を掛けられる伊藤
 7回を11奪三振3失点もプロ初黒星となった伊藤
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 「日本ハム2-6ソフトバンク」(7日、札幌ドーム)

 日本ハムのドラフト1位右腕・伊藤(苫小牧駒大)は7回4安打3失点(自責2)。前日14安打を放ったソフトバンク打線に対し、毎回の11三振を奪うなど好投したが、プロ初黒星を喫した。

 抜群の立ち上がりだった。初回は先頭の周東、今宮を2者連続三振。最後は柳田を1球で二ゴロに仕留めた。二回には先頭のグラシアルに、1ボールから146キロの直球を右翼席へとたたき込まれたが、動じず後続をしっかりと抑えた。

 圧巻だったのは、大田の1号2ランで1点をリードした五回。先頭の栗原に四球を与え、続くデスパイネの三ゴロを野村が悪送球し無死一、三塁のピンチの場面だったが、落ち着き払っていた。中村晃、松田、甲斐を3者連続三振に仕留め、大きくガッツポーズしたが、七回に暗転した。

 1死一、三塁で中村の投ゴロを処理し併殺を狙って二塁に送球したが、遊撃・中島が捕球ミスし同点に。続く松田に勝ち越しの適時二塁打を浴びた。

 試合終了後は、悔しさのあまり、涙を浮かべてベンチを動けなかった伊藤。「なんとか連敗を止めようという思いを持ってマウンドに上がりましたが、最終的にリードを許しての降板となってしまい、ただただ悔しい気持ちです」と悔しさをにじませた。

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