ヤクルトの奥川恭伸投手（１９）が５日、先発する８日の広島戦（神宮）でプロ初勝利を目指す決意を示した。昨年、プロの洗礼を浴びた広島打線。右腕は「自分の力をしっかり出したい」と力を込めた。

　１年前の姿とは違う。少しずつ重ねた１軍での経験。「ちょっとずつ変わった部分、徐々に慣れてきた部分も増えている」。プロ初登板となった昨年１１月１０日は広島打線に２回０／３を９安打５失点ＫＯ。“再戦”に燃えている。

　現在は土台作りと並行するため、中１０日と間隔を空けながらの登板となる。それでも試合前に行う少し長めのキャッチボールが日課になるなど、ルーティンも見つかった。１６日で２０歳を迎える奥川が成長を示す。