オリックス・宮城 開幕2連勝 宮城県で仁王立ち8回0封!

 「楽天0-4オリックス」(4日、楽天生命パーク宮城)

 沖縄県出身のオリックス・宮城が宮城県で仁王立ち。ややこしい話だが、投球は明快だった。8回2安打無失点。楽天打線を完ぺきに封じ込めて、自身開幕2連勝だ。

 初回は太田の失策から1死一、二塁で浅村を迎える大ピンチを背負ったが「緊張していたけど、ピンチになるにつれてほぐれた。体は落ち着いてきた感じでした」という強心臓。浅村を直球で三ゴロ併殺打に仕留めた。

 四回2死満塁も横尾をチェンジアップで二ゴロ。五回から八回はパーフェクト。早川の快投を期待した仙台のファンも黙るしかなかった。8回で104球。完封も期待されたが「投げたかったです。高山コーチから『足場も悪い中で球数以上に疲労が来る』と言われました」とマウンドを譲った。

 2年目は新人王の有資格者。「意識しないようにしています。僕はまだまだだと思うので」と謙そんした。前回登板では球団の10代投手として1957年の米田哲也以来となる開幕カードで先発勝利。宮城は350勝投手もなし得なかった開幕2連勝。いずれにせよとんでもない左腕であることは間違いない。

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