日本ハムの河野竜生投手（２２）が２９日、先発する３０日の西武戦（札幌ド）に向け並々ならぬ覚悟を示した。「選ばれたからには、勝てるようしっかり投げたい」。抜てきされた本拠地開幕戦で、必ず結果を残す。

　大きな意味を持つ登板でもある。栗山監督は現在、監督通算６３０勝。この試合に勝てば「親分」こと大沢啓二氏の球団最多６３１勝に並ぶ。「声もすごくかけてくれ、気にかけてくれる」と日ごろから指揮官に感謝している左腕は「期待に応えたい」と自らの好投で花を添える構えだ。

　昨季は、球団創設１万試合の節目の一戦で、ソフトバンクを相手に１回持たずに４失点ＫＯ。「リベンジじゃないですけど、（勝利に）導けるよう頑張りたい」。苦い記憶を消し去り、今度こそうれしい記念日にする。