観客の戻ってきた甲子園では、売店もコロナ対策の中で営業している。無観客開催だった、昨夏の甲子園交流試合期間中はグッズショップなどが開店されず。球場担当者は「お客さんに来ていただいて、楽しんでもらえるのはありがたい」と率直な思いを口にした。

　甲子園カレーやジャンボ焼鳥のにおいも２年ぶりに漂い、思わず食欲がそそられてしまう。ただ例年と違い、入場制限のため休業中のお店もちらほら。「ビールいかがですか～」という売り子の声も耳にしない。

　今大会はアルコール類は販売がなく、ソフトドリンクのみの提供となった。真ん中の席へ観客同士が飲み物を回して受け渡す行為も推奨せず。感染防止のためだが、どこか味気ない。夏には普段の光景が戻ればと願う。