聖カタリナ学園・田代 やんちゃ少年の野球への執念
「選抜高校野球・1回戦、東海大菅生4-3聖カタリナ学園」(24日、甲子園球場)
憧れ続けた甲子園に足を踏み入れた聖カタリナ学園(愛媛)の田代勝也外野手(3年)。「緊張したけど、芝が柔らかくて、プレーしやすかった」と、青々とした芝を堪能した。
小学校では先生の言うことを聞かず、親が呼び出されることも多かった。しかし、小6でソフトボールを始めると、呼び出しは激減。夢中になれるものを見つけ、母の幸栄さんは「野球がなかったらたぶん終わっていたやろうね」と、笑う。
年明けの練習中に左足首靱帯を断裂。2カ月はギプスが必要と診断された。昨年5月も同箇所を断裂。先輩との最後の夏にプレーできなかった。今大会はどうしても出たかった。監督やトレーナーと相談の上、10日間ほどでギプスを外した。「痛いと言っていたら出られない」と可能性にかけ、驚異的な回復を見せた。
九回1死満塁で中犠飛を放ち、チーム唯一の打点を挙げた。「もう一回甲子園に行くんだ、という気持ちはみんな一緒」。憧れの場所で味わった悔しさは、夏に晴らす。





