楽天・則本昂 今季4戦ゼロ四球「大胆に勝負できた」91球7回ゼロ封

 「オープン戦、楽天13-1オリックス」(17日、静岡草薙総合運動場硬式野球場)

 則本昂は終盤になってもテンポの良さは変わらなかった。6安打を浴びながらも最速152キロの速球を軸にストライクゾーンにどんどん投じた。練習試合を含めて今季4度の登板でいまだに四球はゼロ。91球で7回無失点と好投し「シーズンでは完投も見えてくる。慎重になり過ぎず、大胆に勝負できた」と手応えを深めた。

 三回1死一、三塁のピンチで吉田正、ジョーンズをともにチェンジアップで連続三振に仕留めた。フォークの精度が良くなかったために積極的に使い「右(打者)にもチェンジアップで三振を取れたので良かった」と納得の投球だった。

 昨季は走者がいなくてもセットポジションで投げていたが、今季は2019年までのワインドアップに戻した。10日のロッテ戦で右膝付近に打球を受けて途中降板した影響は全く感じさせなかった。開幕前最後の登板は24日の2軍・ヤクルト戦になる見込み。石井監督は「言うことはない。この調子を持続してシーズンを迎えてほしい」と期待を寄せた

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