日本ハム・中田 凱旋アーチ!OP戦2号!ゴミ→ちょいゴミ→レベチで開幕だ

 「オープン戦、広島0-2日本ハム」(14日、マツダスタジアム)

 残り2週間を切った開幕に向け、主砲のエンジンが温まってきた。日本ハム・中田が地元・広島で特大の凱旋(がいせん)アーチを披露。3月9日・DeNA戦(横浜)以来3試合ぶりとなるオープン戦2号を放ち、「別に大丈夫ですよ。いつ開幕しても」と、どんと構えた。

 両軍無得点の四回。家族や親戚も応援にかけつけていたスタンドが、どよめいた。2死走者なしで、九里が7球目に投じた高めのカーブに反応。「甘く来たボールにしっかり反応することができた」。力強くしばき上げた白球は、瞬く間に左翼席上段に飛び込む特大の先制ソロだ。

 「しっかりボールも見られているし、しっかりと自分の間合いで打ちにいけている」という中田だが、一方で現在の状態は「ちょいゴミ」とやや不満が残っている。絶不調だったキャンプでは「ゴミ」と表現していただけに、着実に状態は上がってきたが、「逆方向にしっかりとした打球をもっと打てるように意識したい」と求めるレベルは先にある。

 目指すのは昨季自己最多となる31本塁打を放ち、打点王のタイトルも獲得した「レベチ(レベルが違うという意味の略語)」状態だ。開幕戦までオープン戦は5試合を残しており、「しっかりやっていきたい」と総仕上げに入る。

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