中日 高橋周2号も…貧打深刻3連敗 チーム打率・196

 「オープン戦、ロッテ3-2中日」(12日、ZOZOマリンスタジアム)

 暗闇の中のわずかな光となった。高橋周が逆方向へオープン戦2号。昨季7本塁打の男が、今季の量産を予感させた。ただ、3連敗となったチームの貧打は深刻だ。

 ゼロ行進で迎えた七回無死。高橋周は2ボールから外角高めの速球を捉えた。「自分の間合いでいけました」。低い弾道の打球は左中間フェンス手前の本塁打テラス「ホームランラグーン」に吸い込まれた。

 主砲は順調に仕上がっているが、チームはオープン戦7試合で2勝5敗。借金3の原因は貧打に尽きる。計14得点で平均2得点。チーム打率・196だ。高橋周は神経質になりすぎないように呼び掛けた。「みんな自分のやるべきことをやるだけ。深く考えなくてもいい」。主将3年目を迎える主砲が眠れる竜を目覚めさせる。

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