オリックス・中嶋監督 逆転許した平野佳を責めず チームは10年ぶりOP戦5連勝逃す

 「オープン戦、オリックス2-3巨人」(12日、京セラドーム大阪)

 八回に頓宮の逆転3号2ランが飛び出したが、1点リードの九回に平野佳寿投手が打ち込まれ再逆転を許す。

 最後は2死満塁まで追い詰めるが、伏見が三ゴロに倒れゲームセット。勝てば10年ぶりとなるオープン戦5連勝だったが、夢と消えた。

 中嶋聡監督は平野佳について「まだ(オープン戦登板)2試合目やしね。負けててもあの回いってたし、どうのこうのいう投手じゃない。結果、打たれましたけど、しょうがない。実戦感覚が一番大事。そのためにはいい場面だったんじゃないかなといい方向だと思いますよ。久々にそういうところでパッといったっていうのは。あれだけいろいろやってきた人でもそういうことって1回経験しといた方がいい。なかなかない。お膳立てって」

 守護神を含めた勝ちパターンで起用する方針の右腕。打たれたことよりも、セーブ機会で登板できたことが収穫とみた。

 試合は山本対菅野という見応えのある投手戦。「今のトップ中のトップクラスの投げ合いじゃないですか」と指揮官は高く評価していた。

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