巨人・原監督 13年の楽天との頂上決戦振り返る「心の底から拍手送った」

 巨人・原辰徳監督(62)が11日、2013年に行われた楽天との日本シリーズの思い出を語った。東日本大震災発生から10年。被災地の思いを背負ったチームと戦った側の視点で感じたことを明かした。

 3勝4敗という激闘の末に敗れた。最終決戦の場は仙台だった。星野監督の胴上げを目にし「われわれはもう全力で戦ったけれども、なぜかあの日本シリーズって何となく心の底から拍手を送った。勝者に対してね」と当時を振り返る。その感情は「後にも先にもない」という。

 非情になってでも勝負に徹する原監督の胸に湧いた不思議な感情。「負ければ悔しい」はずが「何となく手で拍手するのではなくて、心の中ですごく拍手を送っていた。印象に残っていますね」と回想した。

 その楽天には今季から田中将が復帰。仮に再び頂点を争うことになれば-。指揮官は「今度はそうはいかないよ」と勝負師の顔をのぞかせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス