智弁学園の前川を巨人、阪神、中日が視察「高校生の左バッターでトップクラス」
「練習試合、智弁学園6-4関大北陽」(7日、智弁学園グラウンド)
智弁学園が関大北陽と練習試合を行い、1試合目を6-4で勝利した。
先発は、エース左腕の西村とともに二枚看板を背負う、最速145キロ右腕・小畠一心投手(新3年)。フォークや、昨秋に習得したばかりのツーシームなどの変化球を有効的に使い、6回を5安打無失点5奪三振に抑えた。
3-0の七回1死二、三塁では、今秋ドラフト候補の前川右京外野手(新3年)がセンターへの2点適時打で追加点を挙げた。「フォームもミートポイントもばらついていて、自分のバットが重く感じたのでコンパクトなスイングをしようと思った」と、この打席からチームメートのバットを使用。主軸として打たなければならないという力みからまだ本調子ではないものの、自分なりに修正点を模索し結果につなげた。
この日は、阪神、巨人、中日の3球団が視察。阪神の山本スカウトは「高校生の左バッターではやっぱりトップクラス。大阪桐蔭の投手にどれだけ対応していけるか見ていきたい」と今後も注目していくとした。
前川は2試合目にもスタメンで出場している。