ヤクルト・田口 トレードの巨人・広岡の一発に感化 移籍後初登板初先発へ意気込み
トレードで巨人からヤクルトに移籍した田口麗斗投手(25)が5日、移籍後初登板初先発となる、6日の広島とのオープン戦(マツダ)を前に意気込んだ。テーマは「バッテリーでの確認作業」。キーマンになる左腕が第一歩を踏み出す。
地元凱旋(がいせん)が、新天地でのデビュー戦に決まった。広島出身の左腕は故郷での初登板に、「縁を感じる。マウンドに上がれる喜びをかみしめたい」。初めてコンビを組む捕手との意思疎通を目標に、「早くスワローズのカラーに入っていけるように」と表情を引き締めた。
この日は神宮コブシ球場での投手指名練習に参加。同じ境遇である“友”の活躍を喜んだ。「感化された」という4日の巨人戦で広岡が放った移籍後初アーチ。「ジャイアンツの一員としてスタートを早くも切ってしまったので、僕も早くスワローズの田口としてスタートが切りたい」と瞳を輝かせた。
投手再建のピースとして期待を背負う。「集中して臨んでいきたい」。一戦必勝で目指す開幕へ。田口が新天地でベールを脱ぐ。