中日・根尾 初外野でタイムリー!2打数1安打2打点 天敵・川原から左前に
「オープン戦、ソフトバンク14-2中日」(2日、ペイペイドーム)
一塁を回ったところで乾いた唇をペロッとなめた。「チャンスをいただいています。ダメなら終わりだと思ってやっています」。中日・根尾が「8番・左翼」で今季初めて外野で先発出場。2打数1安打2打点と結果を残した。
八回1死二、三塁の好機だった。左腕・川原の投じた初球の149キロ直球に鋭く反応。過去ウエスタン・リーグでは4打席4三振で「打ったイメージはないです」という天敵から、左前に運ぶ2点適時打とした。
大敗のチームで唯一の打点を記録。この日の2打数1安打で、2月からの対外試合9戦で25打数9安打、打率・360とした。遊撃のレギュラーが目標だが「(内野でも外野でも)チャンスをものにしたいということだけです」と力を込めた。
沖縄から福岡への移動日だった1日、キャンプでは禁止されていた外食が1日限り許された。向かった先は名物のもつ鍋店。「先輩に、連れて行っていただきました」。リフレッシュしてオープン戦初陣に挑んでいた。
「過度な緊張はしていません。いい緊張感です」と根尾。4球団競合でドラフト1位で入団して3年目。キャンプから示す確かな成長と共に、どん欲にアピールを続ける。